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ひずみ測定器
基板を分割する際に発生するひずみを「ひずみゲージ」を使って電気信号として検出・測定します。特に、V溝付近に搭載した部品などにクラックが入るようなひずみが発生していないか、または、基板分割機の刃を上下どの程度の隙間で設定すればよいか、などを確認する際に役立ちます。
ひずみゲージの原理
ひずみとは、材料(基板)に加わる外力の影響を受けて材料が伸びたり縮んだりする変形量のことで、このひずみを電気信号として検出するセンサが「ひずみゲージ」です。

一般に金属の電気抵抗の大きさは断面積に反比例し、長さに比例します。
ひずみを測定したい材料(基板)に金属線(ひずみゲージ)をしっかりと接着すれば、材料の伸び縮みに従って金属線も伸び縮みして電気抵抗の変化を測定することができ、ひずみを求めることができます。
伸びる

金属の断面積が減少するので抵抗値が増加する

縮む

金属の断面積が増加するので抵抗値が減少する

ひずみ測定方法(共通)
測定イメージ@

@
測定したいチップの
位置にひずみゲージを
専用の接着剤で貼ります。

測定イメージA

A(3軸の場合)
3色のリード線を、それぞれ
ブリッジボックスにつなぎ、
1ch〜3chを振り分けます。

測定イメージB

B
ひずみゲージを貼りつけた
基板を分割機にかけて
ひずみ計測をおこないます。

機器の紹介
動ひずみ測定器 DC-004P ブリッジボックス (SB-120DG-1R2)
PCコントロール型の動ひずみ測定器で、記録メディアを持たず、USB接続により測定データを順次パソコンに収録します。 動ひずみ測定器DC-004P用のブリッジボックス。
測定機にワンタッチで接続可能です。
超小型動ひずみレコーダ・DC-204R ブリッジボックス (SB-120DD-1R)
CFカード記録型の高速小型4チャンネル動ひずみ測定器。前面パネルのボタンで、外部トリガ、外部スタート・ストップ信号による制御も可能です。 超小型動ひずみレコーダDC-204R用のブリッジボックス。測定器との間にケーブルが不要で、測定器周りをコンパクトに設置できます。
CEマーキング適合 次世代ひずみゲージ
ゴブレットシリーズ 人体、自然環境への影響を配慮し、鉛フリーのハンダを使用。
RoHS2指令の要求を満たしたCEマーキング適合ひずみゲージです。
片面基板のひずみ計測に適したひずみゲージは、以下のどちらかとなります。
ひずみゲージ 単軸2線式 3軸 0°/45°/90°
積層型2線式リード線
縦・横・斜め、どれか一方向に対するひずみの大きさが計測できます。 縦・横・斜め、3方向に対するひずみをそれぞれ一度に計測できます。
詳細(PDF)はこちらをクリック
動ひずみ測定器セットのレンタルや
ひずみ測定代行も承っております。

※詳細につきましては、お問い合わせください。